睡眠と快眠の方法とコツTOP > 良い睡眠とは? > 睡眠薬とアルコールの関係とは?

睡眠薬とアルコールの同時摂取は厳禁

 

睡眠薬とアルコールは、どちらも睡眠と快眠をもたらすということで、似ているイメージがあります。一体どういった違いがあるのでしょうか?

現在の睡眠薬

睡眠薬は、精神科などのメンタルクリニックで診察を受けると処方されます。
これはベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤などです。これは感情を起こし、本能の元である大脳辺縁系の興奮を鎮める抗不安薬。

一昔前のバルビタール系薬剤は、生命維持装置である覚醒中枢に直接作用していました。そのため、呼吸抑制や血圧低下などのショック症状が起きやすく、非常に危険なものだったのです。服用していると耐性がつきやすく、そのため致死量に達しやすかったのですが、それにくらべて今の睡眠薬は安全なものとなっています。

医師に言わせると、不眠症の改善と称してアルコールを飲むよりは、よっぽど安全だといいます。

アルコールの安眠作用とは?

いっぽう睡眠薬に対してアルコールのほうは、脳幹網様体賦活系の働きを抑制します。具体的にいうと睡眠中枢にあるギャバ(GABA)という神経伝達物質が盛んになることによって、アドレナリンやドーパミンなどの興奮性物質を抑制するのです。これは少量のときだけに現れる睡眠導入効果。お酒が多量になってくると、かえって睡眠の質を落とし、眠りを浅くすることになります。

寝酒や晩酌、ナイトキャップなどいろいろな飲み方、呼び方がありますが、それは少量の場合にのみ、睡眠と快眠に効果があるわけです。またお酒を飲んで約3時間後には、アセトアルデヒドという毒素に分解されます。これはアルコールのカロリーはほとんど吸収されず、体外に排出されるため。このときに交感神経を刺激して喉がかわいてくるので、夜中に目覚めやすくなる副作用もあります。

睡眠薬とアルコールの併用は厳禁

睡眠薬もアルコールも、以上のように大脳に働きかけます。
そして両方とも大脳の働きを抑制し、興奮を鎮めてリラックスさせる作用があります。作用する大脳の部分が違うだけで、その効果は似たようなところがあるわけですね。そうなると、アルコールを飲みながら睡眠薬を飲んだりすると、相乗効果になってしまい、効きすぎてしまうことに。

何事もそうですが、過剰は健康を害します。
睡眠薬もアルコールも、両方とも強力な睡眠導入効果があるので、翌日に異常に眠くなったり、記憶が飛んだりなど、重大な副作用が現れる危険性があります。

睡眠薬だけを服用した場合であっても、翌日に多少の副作用があります。
短時間作用型なら、翌日の健忘があることがあります。長時間作用型の薬剤なら、持ち越し効果が出やすいのです。もし睡眠薬とアルコールを同時に摂取すると、その副作用が増強されてしまう可能性があるわけです。

これはアルコールと市販の睡眠改善薬でも、同様のことがいえます。
すでにアルコール依存症の人は、併用が悪いからといって急にやめると、禁断(離脱)症状が現れることがあります。それでは、かえって逆効果です。医師とよく相談したうえで、アルコールを少なくしていくことが大切です。

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